2021.09.09(木)
2021.09.09(木)
首都圏に住む後輩が地元に帰省していて、お土産に面白い食べ物です。と地元の本屋で買った大人向けの漫画をくれました。
こんにちは。今日も見てくださりありがとうございます。
今日は、近い将来、ポータブルMRIと呼ばれる運搬可能なMRI装置ができるという記事を見つけたので紹介したいと思います。
これがポータブルMRIです。
頭部専用のようです。
発症して何時間もなにも処置されていない状態になってしまうと、脳に正常に血液が回らなくなり、障害が発生してしまいます。この障害によって後遺症を残す可能性もあります。
MRIやCTは処置をするための機械ではありませんが、病変を見つけることはできます。
ポータブルMRIがあれば、患者が動けない場合でもこれを持って行けば撮影可能ということもあり、とても興味深いMRIですね。
使用イメージはこんな感じ。
そうそう、脳ドック受ける余裕があったら受けてみたらいいと思いますよ。
健康診断とか人間ドックでオプションに脳ドックがあることが多いと思うのですが、頭部の血管に瘤がないか見てくれます。瘤は誰にでもある可能性はあります。特に高血圧の人とかはあるかもしれませんね。瘤があったとしても今何も問題がないというのは、未破裂脳動脈瘤ということですね。いつか破裂するかもしれません。破裂したら脳出血です。出血した血液が脳を圧迫すれば脳梗塞などなど・・・。
瘤があったらどうするんだって話ですけど、小さければ経過観察になるでしょう。特に処置とかはされず、定期的にチェックする程度だと思います。
薬を飲んで瘤がなくなるわけではないので。
大きい場合は動脈瘤を塞栓する処置がされるでしょう。
これはMRIで頭部の血管だけを表示しています。
これが動脈瘤です。
外科的なやり方では、頭を開けて動脈瘤の根元をクリップで止めて、動脈瘤に血液が流れないようにします。
しかし、頭を開けるのはとても侵襲的なので、最近はX線透視下で動脈瘤の中をコイルで埋め尽くして動脈瘤に血液が行かないようにすることもされています。
血管内治療。IVRです。
この辺は放射線科のドクターの仕事ですね。
今日はこの辺で。
また次回も見てくださいね。
あなたは15cm沼にはまりました
国家試験まであと161日。